国際かんがい排水委員会(ICID)は、平成28年11月8日タイ王国チェンマイで開催の第67回ICID国際執行理事会に於いて、日本国内では長野堰用水を含む14施設を平成28年度世界かんがい施設遺産に登録したことを発表しました。
関東地方では、本県甘楽町の雄川堰に続き2例目の登録です。
高崎の街や水田地帯は、烏川と井野川の自然河川に挟まれていながら、その台地状の地形から水の恩恵を受けにくい地形でした。
この不毛に近い地域を潤すために長野堰用水の開削が始まったのは、約千百年前と言われています。
確かな記録として最も古いものは、1645年の正保国絵図に現在とほぼ同じ、烏川から取水して榛名白川を横断するルートで長野堰用水が描かれています。
1814年には、サイホンを新設して榛名白川を横断したという記録が残っており、当時から高い知識と土木技術があったことがわかります。
長野堰用水が世界かんがい施設遺産登録になった事を記念し作成された
長野堰用水のDVD「長野堰なくして高崎なし」の動画の一部を紹介します。
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